見合い結婚が当たり前のネパールでの国際結婚事情

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国際結婚 ミックスクラブ 4-1

ネパールでは、今でもお見合い結婚が主流です。

そういう社会にあって、恋愛結婚はネパール人同士でも、周りに反対されることもあるというのに、それが国際結婚だったりしたら?
今回は、いろんな問題を含んだネパールの国際結婚事情についてちょっとシリアスにお話ししますね。

お見合い結婚が主流のネパール

国際結婚 ミックスクラブ 4-2

ネパールには、インターカーストマリッジという言葉があります。インターナショナルマリッジは国際結婚のことですが、インターカーストマリッジは、異民族間あるいは異なる職業カースト間での結婚のこと。

多民族国家で職業カーストが今でも存在するネパールでは、同じ民族間、あるいは同じカースト間の結婚が良しとされる風潮にあります。
宗教や家庭内で話される言語や食事のタブー、その他諸々の生活習慣が異なるもの同士の結婚であるインターカーストマリッジは、大家族制度のネパールには不都合が多いからでしょうね。

恋愛結婚を反対されて駆け落ちするカップルだってあるくらいです。

そういえば、うちのスタッフにもいましたね、インターカーストの駆け落ちカップルが(女性側の親が警察に誘拐事件として届け出たものですから、後処理がすごく大変でしたが)。

だから、今でも、条件の合った者同士のお見合い結婚がまだまだ多いのです。

ちなみに外国人は、ネパールではアウトオブカーストという扱いで、既存のカーストの外の存在、つまり一番低いカーストよりもさらに低いポジションになるようです。

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外国人ならアウトオブカーストでもOKな理由

国際結婚 ミックスクラブ 4-3

ところが、実際には、外国人との国際結婚は、インターカーストの結婚ほど反対をされることがないように思います。
ネパール人の意識の中に国際結婚=お金持ちへの近道という図式があるのが大きな理由の一つでしょう。
たいていの外国に行くのにビザの取得が困難ではない日本人には理解できないことでしょうが、ネパール人がビザを取得するのは本当に大変です。

そういう状況にあって、 一番簡単で確実なビザ取得の方法は国際結婚だったりします。結婚ビザだと長期滞在も可能だし、就労できる場合も多いですしね。

そして、先進国の月給は、ネパールの月給の10倍、20倍、いや時には30倍だったりもします。それに魅力を感じるなという方が無理でしょう。

だからでしょうか、ネパールに来る若い外国人観光客はモテモテです。もちろんネパール人との恋愛は自由だし、本当に愛のあるカップルだっているでしょう。ただ、現実問題として、実際に国際結婚のトラブルも絶えないってことは、理解しておいた方がいいと思います。特に発展途上国の人とおつきあいしている人は。

この道は、荊の道かもしれません。でも、その道は、大変ながら 日々飽きることなく、自分を成長させる道でもあるし、そこにある種の楽しさもあるんですけどね。

ネパールの国際結婚カップルの大半が外国暮らし

国際結婚 ミックスクラブ 4-4

私と結婚したにもかかわらず、日本なんかで朝から晩まで働くのはまっぴらごめんという、うちの主人のような偏屈者もいますから、国際結婚が結婚ビザ目当てと断言はできません。

ただ、世間の目は、そうではありません。「お金目当てで結婚した」と陰口を叩かれる覚悟は必要で、そういうストレスから逃れるために外国で暮らす方が精神的に楽という声も聞いたことがあります。

また、経済的に行き詰って仕方なく外国暮らしを選択する国際結婚カップルが多いのも現実。何しろネパールの公立の学校の先生の月給は1万円にも満たないのです。外国人妻を満足させられる暮らしができるわけがありません。

だから、ネパールでは国際結婚してもネパールに住まないというパターンの方が多いのです。

それから、外国人側の問題として、自分の親の理解が得られないというケースがたくさんあります。親に勘当されたっていうママ友もいます。

親としては自分の娘が苦労するのをみすみす放っておけないんでしょうけどね〜(自分が親になってみてその気持ちは理解できるようになりました)。

幸か不幸か微妙なところですが、私の両親は私が若い時に他界しており、だから、私は親に反対されることもなく、親を見捨てて外国へ嫁いでいくという後ろ髪をひかれるような思いをすることもありませんでした。

主人の親も寛大で、村の嫁の仕事を何一つできない外国人嫁を受け入れてくれています。そんなわけでいろんな問題を抱えつつも今までなんとかネパールでやってくることができました。

経済格差のある国同士の国際結婚は、ネパールに限らず、いろんな問題を抱えています。ただ、その結婚がうまくいくかどうかは、結局は当人同士の問題です。そんなことを思いつつ、今日も外国人妻はヒマラヤの麓で奮闘しています。

(ネパール在住Cさん:ネパール人のご主人と高校生のハーフの女の子がいる海外在住ライター)

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