黒人のアメリカ人夫。見た目で差別されるのも仕方ない?

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私の夫は、黒人のアメリカ人です。

「夫はアメリカ人」と誰かに言った後に、黒人だと分かると、「アメリカ人と言っても黒人じゃん!」「アメリカ人って言えば、普通、白人じゃないの?」「アメリカ人なんて言わないで、黒人って言ってよ」というようなことを言われたりします。実際に言われたことです。いずれも、良い意味でないことは確かです。

私としては、国籍はアメリカなんだから、聞かれれば「アメリカ人」と答えるし、黒人であることも事実なので、何も否定もしないし、嘘もついていないんですけどね。

外国人に対するイメージ

私が住む地域は地方都市であることもあって、外国人も見かけはしますが、東京などの大都市に比べれば非常に少ないです。

そして、白人であれば、「ガイコクジンがいる」と憧れのような、一目置くような態度になりがちです。また、黒人であれば、「怖い」「危ない」「近寄りたくない」というような反応をされがちです。白人がほほ笑めば、「は、はろー(Hello)」と言ってみる人もいるけれど、黒人がほほ笑むと目線を避けて足早に去る人が多い。そんな感じなのです。

そして、私の夫は黒人のアメリカ人ですので、一緒に歩いていると、ジロジロと見られるのは当たり前。外国人の夫だけではなく、黒人と歩いている日本人女性、というものも偏見の眼差しで見られてしまいますので、私までもが、何だか居心地が悪くなってしまいます。結婚してもう何年か経ちましたけど、未だに慣れないことです。

日本人は、アメリカ人=白人のイメージが強い


私のまわりだけかもしれませんが、日本人の中では、アメリカ人=白人のイメージが強いように思います。

そういう一般的な(?)印象があるせいか、誰かに「夫がアメリカ人」と伝えると、決まって100%近く、白人をイメージされます。そして、実際に夫に会ったり、夫が黒人と分かったりすると、冒頭に書いたように、「アメリカ人と言っても黒人じゃん!」「アメリカ人って言えば、普通、白人じゃないの?」「アメリカ人なんて言わないで、黒人って言ってよ」なんて発言をされてしまうのです。

いずれも、小ばかにしたような、蔑んだような言い方なので、なぜか私も落ち込んだり、傷ついたりしがちです。今ではそんな風に言われることも、そんな機会も減ってきましたけど、結婚当初などはこういう場面にあうことが本当に多かったんです。

どうしても、アメリカ人というとかっこいい白人をイメージしがちのようです。分からなくはないのですが。でも、黒人だからといって、そんな風に言わなくても、と思うことがよくあります。

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国際結婚でも、アジア人の配偶者が羨ましかったりも

国際結婚してから知り合ったご夫婦ですが、お相手が韓国や中国というアジア人の方々がいます。見た目には、日本人とほとんど変わらず、言われないと分からない、しゃべらないと分からない、ということもあります。ただそれだけのことなのですが、容姿で差別を受けないのは、ある意味とても羨ましかったりもします。

とはいえ、彼女たちの話を聞いていると、配偶者が中国人や韓国人というだけでも差別を受けたり、偏見の目で見られたりすることも多いようなので、いずれにしても国際結婚をすると何かしらの気苦労はあるんでしょうね。

子供のいじめ問題も心配になる


ここまでの外見の差別を目のあたりにしてしまうと、我が子のいじめ問題も心配になってしまいます。2歳になる息子は、夫の血を濃く受け継いだせいか、肌も黒く、目がぱっちり、顔つきも日本人とはかけ離れていて、すぐにハーフだとばれてしまいます。

予防接種などで小児科に行ったりするだけでも、息子を見て「え!?」という反応をされやすいです。知らない方にいきなり話しかけられて、「ハーフなんですか?」「旦那さんは何人なんですか?」「どこで知り合ったんですか?」なんて、こちらが驚くようなことを平気で聞いてくる人もいるんです。

もちろん、外見やハーフであることなんて気にせずに、普通に接してくれるママさんもたくさんいます。けれども、現実の社会は、差別されることは当たり前、受け入れてもらえるのは非常にありがたいこと、そんな感覚です。

私が夫や息子を守る

私自身、国際結婚をするとは全く想像もしていませんでしたし、夫と出会って結婚を決めた時は外国人だから選んだ訳でもないのです。ただ普通に、縁があって出会えたのが夫で、その夫がアメリカ人で黒人だった、というだけのことなのです。私にとっては何の特別なことはなかったんです。

でも実際は、いろいろと嫌な思いもしていて、ウンザリしてしまうこともあります。とはいっても、私自身が国際結婚したことや配偶者に外国人の夫を選んだことを悔やんでいる訳ではないのです。夫と出会わなかったら、私は結婚できなかったような気もします。

だからこそ、私は、夫や息子が嫌な思いをしないよう、守らなければいけないと思っています。

最後に

非常に不本意なことですが、国際結婚をして日本に住んでいると、思いもよらぬところで差別を受けたり、偏見の目で見られたりします。特に、私の夫のような黒人は、見た目での差別が本当にひどいです。

けれども、それはそれで仕方がないことです。そういう人達の意識を変えることは難しいです。また、分かってくれる人は分かってくれますし、何の差別もなく、普通に受け入れてくれる人も実はたくさんいます。

今後、もし国際結婚を考えている人がいるならば、こういう差別が当たり前のようにあること、そして、だからといって国際結婚が悪いわけじゃないこと、を知っておいて欲しいなと思います。

(日本在住Eさん:アメリカ人のご主人とハーフのお子さんがいるライター)

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