言語教育に関心が高い韓国。ハーフのバイリンガル教育に自治体が取り組む

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ハーフの子どもたちにとって複数の言語を習得する環境に恵まれている場合が多く、バイリンガルになる機会や可能性を持っていると言えます。私たちの中ではどうしても「ハーフ=バイリンガル」、特に子どもは言語を習得しやすいというイメージが先行しがちですが、ハーフと言えど、環境や、個人の言語能力などさまざまな要因によって大きく異なります。

韓国でもハーフの子どもの出生が増加するにあたって、ハーフの子どもとその親を対象とした言語に関するプログラムなどの取り組みがおこなわれています。韓国に於けるハーフの言語教育とはどのようなものかをお伝えしていきたいと思います。

言語教育に関心が高い韓国


韓国について「幼児期からの教育熱が高い」や「大学受験がとにかくハードである」といった教育ネタが日本でもよく取り上げられ知られていることと思います。中でも、「言語教育」にいたっては特に関心が高いと言え、幼児期から英語を習わせる家庭も少なくありません。10年程前にはインターナショナルスクールより学費も安く、教育カリキュラムは全て英語でというコンセプトの「英語幼稚園」が流行しました。

しかし、学費面の負担や韓国の教育方針が「勉強だけでなく道徳的教育も重視すべき」という方向に転換したこともあり、英語幼稚園のブームは下火となりました。それでも、幼児期からの英語教育は相変わらず関心が高く、「習い事」として個人で英語塾に通ったり、小学校の課外授業でも人気のプログラムとなっています。

また、小学生以上では「日本語」や「中国語」といった第二外国語を習ったり、学校で必修科目(中学生以上)としている所もあったりします。このため、子どもが「ハーフ」と言うと即座に「バイリンガル」と思われ「羨ましい」と言われることは毎度です(苦笑)

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多文化家庭向けの言語の取り組み

また、韓国で「多文化家庭」と呼ばれる「国際結婚家庭」を対象とした自治体のプログラムやイベントなどの取り組みも活発に行われています。居住する地域の自治体が管轄する福祉会館や女性会館などを通じて登録をすると「多文化家庭」向けのお知らせが来ます。

私もお知らせを頂き「二重言語講座」に通ったことがあります。これは、ハーフの子どもにどのように「韓国語」と「母親の母国語」を家庭で取り入れて子どもに教えていくかについて学ぶ講座でした。講座には私以外にもフィリピンやベトナム、ネパールといったさまざまな出身国の受講者が来ていました。講座と言ってもただ、講師の話を聞くだけでなく、実際に自分たちの母国語の単語カードを作って子どもに教える時の実演方法などを学びました。育児を始めて既に12年ですが、ためになる情報も多く目から鱗の講座でした。
こうした動きがさらに広がることでハーフの言語教育やバイリンガルへの理解が深まると良いと思います。

(韓国在住Mさん:韓国人のご主人とハーフのお子さんがいる海外在住ライター)

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