ハーフをバイリンガルに! 必要な3つの環境と

スポンサーリンク

ミックスクラブ16-1
赤ちゃんが言葉を覚えて行く時に必要なことって何だと思いますか? 言葉について全く何の知識も持たない赤ちゃんはまず、母親など身近にいる人たちの言葉を耳から吸収していきます。同じような言葉を反復して聞いたり、または相手の表情や口の動きを見たりと目からも学んで行くと言えます。

国際結婚家庭に生まれたハーフの子どもの場合、父親の母国語と、母親の母国語の二つの言語を習得する機会が与えられることとなります。しかし、子どもがバイリンガルとしてどちらの言語も同じ水準で習得していくかは、兄弟、性別、子どもの言語能力などを総合して見るとかなりの個人があると言え、ハーフの子ども全てが自然とバイリンガルになれるという訳ではありません

そうしたことを踏まえたり、「無理は禁物」と思ってはいても、やはり、親としては「子どもにバイリンガルになって欲しい。」と願う気持ちが自然と芽生えるのは当然のことではないでしょうか?

「母国語」の確定も大事

ミックスクラブ16-2
ハーフの子どもにとって、まず、一番大事なことは「母国語」を確定させることではないかと私は考えます。確かに、両親のそれぞれの母国語を話せるようになることはできるかもしれません。しかし、どちらの言語も「話す」、「読む」、「書く」の能力がどれも安定せず、中途半端になってしまっては、就学年齢になって苦労することになります。

特に「読む」、「書く」ことに関しては、全ての教科さらには一生を通じて必要不可欠な分野であると言えます。こうしたことを考えると、世界共通で「国語」すなわち「母国語」の授業時間が多く割り当てられているのは納得がいきます。
 
ハーフの子どもをバイリンガルとして育てて行く上では、まずは子どもの言語を習得する速度や能力を見極めながら環境を整えていくことが必要であると思います。

乳児期からのたくさんの話かけを

ミックスクラブ16-3
では、バイリンガルへの環境作りのためにどのようなことをしていけばいいのでしょうか?それは、家庭内で複数の言語を使用する環境にある子どもにとって、「言葉に多く触れる」という環境は何よりもプラスになるのではないでしょうか? 例えば、乳児期であっても、授乳の時間やおむつ替えの時間、寝かしつけの時間など、子どもに対して「語りかけ」をすることは、言語の発達を促す重要な役割を果たすと言われています。

また、バイリンガルの家庭で注意したいことは、両親は子ども対して、「必ず自分の母国語で話しかける」ということです。例えば、母親が日本人、父親がイギリス人であれば、母国語はそれぞれ「日本語」、「英語」になるかと思います。その際に、母親は常に「日本語で」、父親は「英語で」子どもに話しかけることを心がけてください。母親が母国語の日本語と、第二言語の英語を交互に使用することは、子どもに混乱を与えることになりかねないと言われているからです。

スポンサーリンク





夫の家族の手前や、「日本語がわからない人の前で日本語を話すのは抵抗がある。」という人もいるかも知れませんが、それはあくまで親の都合や事情であって、やはり、子どものために優先させ、実行させていくことをおすすめします。

本の読み聞かせは効果的


私もハーフの子どもたちを多言語で育てている中で、「バイリンガルの環境」に共通するあることを複数の教育関係者の方から聞いたことがあります。それは、「本の読み聞かせ」です。「読み聞かせ」というと小さい子どもにするものと思いがちですが、小学校中学年以上であっても、子どもの「言語教育」にはプラスになると言われています。

確かに、日本の多くの小学校では1年生の頃から「国語」の宿題として「音読」がありますね。自分で声に出して「読むこと」、本を読んでもらって「聞く」ことは効果的と言えるのかも知れません。

まとめ

1. 乳児期から日々の生活の中での話しかけを心がけていくこと。

2. 話かける時は父親、母親共に自身の「母国語」で子どもに話しかけることを心がけること。

3. 本の読み聞かせは効果的。

4. 子どもの言語習得のペースや能力を見ながら、環境を整えて行くこと。強制や無理は禁物。

育児は疑問や試行錯誤の連続だと思います。まして、「バイリンガル教育」ともなれば、親にとっては未知の部分も多く最初は戸惑いや不安もあるかも知れません。また、結果がすぐに出るものでもありません。それでも、焦ることなく、長い目で子どもの持つ可能性や他にはない環境を信じてプラスとして捉えて進んで行って欲しいと思います。

(コラム:Mさん●韓国在住、日本と韓国のハーフを育てるママさんライター)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう