有名人ハーフも体験済みの人が多い。ハーフと差別って?

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ミックスクラブ 5-1
ハーフの人たちにとって外見や言語、親の国籍などさまざまな面で自分の存在を特別に見られることは、良くも悪くも窮屈なことではないでしょうか? 日本でも多くのハーフの芸能人やスポーツ選手、アナウンサーなどが活躍をしていますが、そんな彼等、彼女たちにも子どもの頃に「ハーフ」という理由などから「差別」を受けたつらい過去を持つ人が少なくありません

ハーフの有名人の体験したつらい差別

ミックスクラブ (1)
2015年のミスユニバースの日本代表に選ばれ、世界大会でトップ10に食い込んだ宮本エリアナさんは、インタビューなどで幼い頃に受けた差別や、ハーフとして日本代表になったことについての胸中を語っています。

長崎県で日本人の母親とアフリカ系アメリカ人の父親の元に生まれた宮本さん。「学校で外見のことや差別的なことを言われたり、ゴミを投げられるなどの嫌がらせをされました。」とつらい体験をしてきたことを打ち明けています。

そんなつらい過去をバネに、留学やモデル活動と意欲的に挑戦を重ねる中で、ミスユニバースの日本代表の座を勝ち取った宮本さん。宮本さんの優勝に、賞賛と驚きの声があった反面、彼女の優勝を疑問視するような声もありました。そんな世間の反応と自身の優勝について宮本さんは、「ハーフの私が代表でいいのかな?」という思いを吐露しましたが、「ハーフに対する世間の見方を変えてもらいたい。国や人種でなく、自分は自分」という力強い意気込みを語っていました。

残念ながら、世界大会での優勝はなりませんでしたが、彼女の前向きな姿はとても美しく、勇気付けられるものでした。彼女のこれからのさらなる活躍にも期待したいものです。

同じくタレントのユージさんや、土屋アンナさんもそれぞれアメリカ人の父親を持つハーフで、テレビで見る明るくパワフルなイメージからは想像がつきませんが、やはり、二人とも子どもの頃は欧米人に近い外見や名前、家庭環境(両親の離婚)などからいじめに遭い苦労したと言われています。

国籍での差別も

ミックスクラブ (2)
今までに挙げた方々は、主に欧米人とのハーフであり、日本人離れした外見や名前のことから「差別」などを受けてきたと言えますが、日本人と外見が近いアジア系のハーフでも、人知れぬ「差別」による苦労はあるようです。

台湾や香港の中華圏を初め、日本でも活躍している俳優の金城武さん。彼もまた、台湾人の母親と日本人の父親の間に生まれたハーフです。台湾で幼少期を過ごした彼もまた、「日本人とのハーフ」という理由で学校で「日本鬼」(台湾語で日本人を差別した呼称)と呼ばれクラスメートたちからいじめを受けたことをかつて告白しています。日本とは友好的な関係の台湾ではありますが、かつて日本の植民地であったという歴史的背景から、学校での歴史の授業が原因になったようです。それでも、彼は日本語、中国語、英語を話すトライリンガルという知的さと端正な容姿を武器に芸能界デビューを果たし、アジアのスターにまでなりました。また、現在では年齢とともに演技にも渋みが増しています。

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このように、「ハーフ」ということでつらい過去を抱えながらも乗り越え、活躍する人が増えつつあることは喜ばしいことでもあります。しかし、それでも、差別とも受け取れる不用意な発言や偏見がまだまだあるのも現実です。最近では、あるテレビ番組にコメンテーターとして出演していた若手社会学者が「ハーフは外見の劣化が早い。」という主旨の発言をして、「ハーフに対する偏見と差別だ!」とネット上で炎上する騒ぎになりました。

「ハーフだから可愛いね。」、「ハーフだから格好いいね。」、「バイリンガルですごいね。」などなど……これらは一見、相手を賞賛している発言に聞こえますが、もし、こうした言葉に対しても相手が違和感や不快感、戸惑いを感じていたとしたら、それもやはり、「差別」になってしまうと言えるのかも知れません。


【海外の反応】「日本に差別はないの!?」日本人ハーフが語る日本の生活に海外が興味津々
↑人の考え方や価値観は十人十色で多様であるため、差別の定義は一概にできないと言えるかも知れません。しかし、肌の色や宗教、国籍で差別をされることがあってはならないと思います。

まとめ

1.ハーフの有名人も幼少期に「ハーフ」であることが理由で「差別」を受けるなどつらい経験をしてる人が多い。

2.差別の理由は「外見」の違いによるものであったり、「国籍」によるものであったりとさまざまである。

3.昔に比べるとハーフの存在は珍しいものではなくなったものの、やはり、特別視してしまう傾向にある。

4.肌の色や宗教、国籍で差別されることがあってはならない。

国際社会で海外と日本を行き来する人が増え続ける中で、外見や国籍にいつまでもこだわっているようでは国際理解は進みません。相手を知りたい! という理解する気持ちや姿勢が大事です。

(コラム:Mさん●韓国在住、日本と韓国のハーフを育てるママさんライター)

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