今まで築いたキャリアは!? 国際結婚と仕事

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国際結婚をしても、それまでと同じ国で同じ仕事を続けられる環境にある場合は、あまり仕事の心配をする必要はないでしょう。問題は、国際結婚をした後、それまでいた国を離れなければならなくなったり、それに伴い必然的に仕事も辞めなければならなくなった場合です。

仕事は、生活設計や人生設計を立てるに当たって必要不可欠項目。国際結婚をし、特に異国の地で新しいキャリアを築く上で知っておくべきこととは何でしょうか。

とっても高い!!言葉の壁

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やはり現地で最低限求められるものは、現地語の習得です。これは仕事に限ったことではなく、日常生活において様々な場面で必要とされます。それなりの語学勉強をし、検定なども合格し、多少は現地語ができるという自信があるかもしれません。

しかし大抵の場合、その自信は現地に着いたときに打ち砕かれます。異国の地で、あくまでも異国語として学んだ語学力でしかありません。「異国の地で外国語上手ですね」と言われるのと、「現地で現地語が上手ですね」と言われるのは、同じ言語を話していても雲泥の差があります。はっきり言うと意味が違うのです。

さて、あなたが面接官たっだとして、現地語が流ちょうに話せる人と話せない人、単純にどちらを選びますか? もし雇ってもらえたとして、多少コミュニケーションがうまく行かなかったとしてもあまり問題にならない仕事とはどんな仕事でしょう? 残念ながら、あまり責任を伴わない仕事、つまりは、必然的に賃金の安い仕事といえます。

キャリアがあってもアルバイトに逆戻り?

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母国でそれなりの資格を持ち、キャリアを築いていて、海外に行ってもきっと大丈夫だという人もいるかもしれません。実際、職種によってはそういった場合もあるかもしれません。でも、多くの場合は、母国で持っていた資格やキャリアを海外で引き続き持ち続けている人は少ないと思います。母国で得たそれらは、あくまでも母国で通用するものです。もちろん海外でも履歴書に書くことはできますが、多くの場合はその国で認定された資格を取りなおす必要を求められることもあるでしょうし、キャリアにおいても同じ地位を引き続き持ち続けることは難しいと言えると思います。

例えば、母国で医師免許を持ち医者だった人が、他国でも同じように引き続き医者として働けるかというと、必ずしもそうではありません。実際、医者をあきらめ、医療系の事務の仕事に就いた人を知っています。彼女はまだラッキーな方で、母国では医者だった人が、移民した国で家族を養うために、コンビニで働いているなんて話を聞いたこともあります。それぞれの家庭の事情により、現地で学校に行き直したり、資格を取り直したりすることが難しい現実もあります。金銭的にもしんどい思いをすることもあると思いますが、それ以上に元のステイタスを失い、学生バイトなどと一緒に働く状況になった場合の精神的苦痛も計り知れないものだと思います。

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人生何があるかわからない

自分は配偶者に養ってもらうから大丈夫だと思っている人もいるかもしれません。でも、将来は何が起こるかわからないもの。頼りにしていた配偶者が病気になったり、事故にあったり、もしかするとリストラされたりして、途切れることなく入ってくると思っていた収入がある日止まってしまう日がくるかもしれません。そうなった時、あなたに収入を得る手段はありますか? 結婚はゴールではありません。パートナーの危機にあなたがどう対応できるかによって、結婚生活は変わってくるのです。

国際結婚をして母国を離れる道を選んだ場合はなおさら、最悪のケース時に自分自身を守る備えをしておくことが大切です。もちろんそんな危機に合わないに越したことはありません。でも、備えておいて無駄なことはありません。現地語は流ちょうに話せますか?現地コミュニティに人脈はありますか?現地で通用する資格はありますか?

まとめ

1. 現地語の習得は現地で職に就くには必要不可欠。

2. 母国での資格やキャリアが、異国で通用するとは限らない。

3. 備えあれば憂いなし。万が一に備えて自分で自分を守る準備を。

就職活動や採用の方法は国それぞれ。まずは他の人が現地でどのように仕事を得ているのかもリサーチしましょう。そして、今自分の持っているスキルが、その国でどの程度通用するものなのか調べることから始めましょう。そうすれば、自分が何から始めるべきか見えてくるかもしれません。

(コラム:Aさん●カナダ在住の在宅ライター、カナダ人男性と国際結婚)