バイリンガル子育ては国際結婚でも難しい!

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バイリンガル子育て、国際結婚なら簡単!って思われがちですが、実際は全然そんなことはありません。

片親が外国人だからといって、その母国語を何の努力もなしに自然と身につけるなんて至難の業なのです。

我が家の子供たちは、バイリンガルにはなりませんでしたが、バイリンガル子育てはゆるくやっています。日本語が母国語で、中国語はほんの少し話せて聞き取ることができる、という程度です。

では、国際結婚なのに、バイリンガル子育てに苦労する理由は何でしょうか?

本当はバイリンガル子育ては簡単!だと思っていた

実は私、一人目の子が生まれて2歳くらいまでは、バイリンガル子育ては簡単!だと思っていました。当然のように、ハーフの子供はバイリンガルになると思っていました。

というのは、一人目は中国・北京生まれで、初めて覚えた言葉は中国語だったのです。「パパ」も「ママ」も「牛乳」も「月」も「星」も、全部中国語で言っていました。私たち夫婦の会話がほぼ中国語だったので、自然と子供が話す言葉も中国語になっていたのです。

そして、1歳1ヶ月の時に、中国・北京から日本へ拠点を移したのですが、その時点では100%と言って良いほど中国語しか話さなかったのです。そのため、日本で暮らすようになって、私の両親(子供の祖父母)は困ってしまいました。

牛乳が飲みたい時には、「牛奶(中国語の牛乳)」と言いますし、夜になれば「星星(中国語の星)」「月亮(中国語の月)」、孫である子が、祖父母に中国語を教えて、それに祖父母が合わせているような状態でした。

そして、徐々に日本語力がアップしてきましたが、幼稚園に入園する時点では半々、でも少し中国語力が強いような状態でした。私には日本語で、夫であるパパには中国語で話して、お人形遊びをする時には、一人は日本語、一人は中国語で会話を成り立たせていました。

こういう状態でしたので、このままいけば簡単にバイリンガルになるな、と思っていたのですが、大間違いでした。

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幼稚園に入園後、グングン日本語力がアップ

上の子が幼稚園に入園すると、日中は日本語だけの生活をするようになり、グングン日本語力がアップしていきました。あっという間に、中国人である夫の日本語力を上回り、完全に日本語が母国語となってしまいました。

一方中国語力ですが、幼稚園では日本語だけの生活となりますし、誰も他の子が中国語を話さないせいか、中国語を話すこと自体が一気に減ってしまいました。こちらが中国語で話しかけても、「日本語で話して!」「何を言っているか分からない」と機嫌が悪くなったり。

そのあたりで初めて、「あ、バイリンガルにはならないわ(なれないわ)」と悟ったのでした。

それまでは本当に、ハーフの子を持つ先輩ママたちが、「バイリンガルなんて夢のまた夢~」「中国語は無理!せめて英語は話せるようになって欲しい」「中国人夫が日本語ペラペラだから、家族の会話で中国語は皆無」なんて言っていても、私は「なぜ?」としか思えなかったのです。

でも、今なら分かります!

特に日本に住んでいたら、当然のように日本語が母国語になるし、その上中国語も母国語並に話せるようにする、というのは本当に難しいです。

バイリンガル子育てをするには親の努力と忍耐が必要

もしバイリンガル子育てを成功させたいならば、親の努力と忍耐が必要だと思います。

とにかく家庭では、夫婦それぞれの母国語で子供たちに接するように徹底すること。これは絶対!だな、と思います。

我が家でも一時期、夫は中国語、私は日本語で徹底して会話をしようとしていたのです。しかし、夫自身が日本語力アップに力を入れ始め、上の子供も日本語ばかりで中国語を話したがらないようになってしまって、日本語の割合が一気に増えてしまったのです。

そんな時に下の子が日本で生まれたので、下の子はずっとほぼ日本語だけの環境で育ってきてしまいました。3歳になるくらいまで。

その間も私と夫の会話は中国語の比率の方が大きかったのですが、子供たちはそれほど理解しておらず、夫と子供たちが少し難しい話をする時には必ず私が間に入る、というような状態になってしまっていました。

これでは本当に駄目だ!と思い、上の子が小学校1年生、下の子が幼稚園の年少になってから、夫が子供たちに中国語を教え始めました。初めは、キョトンとしていた二人。上の子は2歳の時に覚えていた単語もほとんど忘れていて、下の子は困惑状態。

けれども、中国人夫が子供たちに簡単な中国語の単語や歌などから教え始めて、毎日のように中国語で話しかけるようにしていたら、どんどん中国語力がアップしていきました。とにかく、日常の中に中国語を入れていくことが重要なのです。

このように子供たちに中国語に触れる機会をしっかりと持たせてあげられるかどうかは、親の努力と忍耐にかかっているな、と実感しています。

子供たちも中国語の習得に意欲的になっているので、このままいけば、日本語が母国語で、中国語もそれなりに話せる、という状態にすることはできそうな気がしますが、日本語も中国語も母国語並みという完全なバイリンガル状態まで持っていくのは難しいと思います。

ハーフと言うと、「バイリンガルで良いね!」なんて言われますが、親の努力と忍耐なしにはバイリンガルにさせるのは難しい。「中国語も話せるの?」と聞かれて、「少しね」と答えると、「やっぱりハーフは良いね!」と返されるけど、それはちょっと違う~と思っちゃいます。

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ハーフがバイリンガルになりやすい環境とは?

日本に住んでいると、国際結婚であっても、子供のバイリンガル教育に非常に苦労することが多いですが、ハーフがバイリンガルになりやすい環境があります。

というのは、日本以外に住んでいる場合です。私たちのように中国人男性と日本人女性の国際結婚ならば、中国に住んでいた方がバイリンガル子育てがしやすい環境です。

中国で、母親が外国人(日本人)という環境で、家庭での会話が母親の母国語(日本語)となれば、バイリンガル子育てにはなかなか良い環境です。幼稚園や学校では中国語で生活をして、家庭では日本語。

家庭内で母親と会話をする時間が長ければ長いほど、バイリンガル教育は成功します。

でも、それはそれで苦労もつきまといます。

日本人である母親の中国語力が極めて低い場合、中国の幼稚園や小学校に通う子供たちのフォローがスムーズにできません。中国人である父親に頼る部分が多くなれば、それも負担になるでしょう。

また逆に、日本人である母親の中国語力が非常に高い場合、家庭内での会話も中国語が多くなりがちです。子供たちは、普段幼稚園や学校で使う中国語力をドンドン伸ばしていくでしょうから、家庭であえて日本語を使うというのも負担は負担なのです。

日本人である母親にある程度の中国語力があっても、家庭では日本語を徹底して、必要なことは中国語でしっかりとフォローしていく、というスタンスが貫き通すことができれば、バイリンガル教育は成功しやすくなります。

やはり、親の努力と忍耐は必要なのです。

ハーフじゃないのにバイリンガルになりやすい子とは?

もう一つ、ハーフじゃないのにバイリンガルになりやすい子というのもいるのです。

日本に住んでいるのに、中国語が非常に上手な子に数人会ったことがあります。その子たちに共通するのは、両親どちらも中国人ということ。ハーフではなく中国人の子なのです。中には両親が日本国籍に帰化していることで、国籍上は日本という子もいましたが。

その子たちは、幼稚園や学校は日本語だけの環境で過ごし、家庭では中国語。特に意識せずとも、その環境が保たれるため、子供たちはバイリンガルになりやすいのです。

そういう家庭は、大概、父親が日本に留学経験があって、そのまま日本で就職しているので、日本語力も高いし、日本の生活にも慣れています。母親は同じように日本に留学経験があって日本語が流暢な場合もあれば、結婚と同時に日本に移住したパターンも多いです。

外では日本語、家庭内では中国語、という状態が保つことができるのは、バイリンガル教育には非常に良い環境です。ただ気をつけないといけないのは、中国語と日本語が混じった状態で習得してしまうことです。

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バイリンガル子育ては国際結婚でも難しい! まとめ

バイリンガル子育ては、国際結婚でも非常に難しいです。片親が外国人だからといって、何の努力もないし、自然と子供がバイリンガルに育つということがないです。

日常の生活の中に、二言語に触れる機会を持ち続けないと、バイリンガル子育ては成功しません。そのためには、親の努力と忍耐が必要だと思います。