中国人男性と結婚して、上海に住む日本人女性の私。もうすぐ結婚生活10年になろうとしています。
今、自分の人生を振り返ってみると、なぜ、日本人男性と結婚できなかったのかな?!と思ったりもします。笑
とはいえ、今の生活に大きな不満がある訳でもなく、どちらかというと、自分らしくいきいきと生きていると感じるのですが。
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20代は日本で激務生活
東京の大学を卒業後、そのまま東京で就職。20代は本当に激務の毎日で、終電帰りや終電逃してタクシー帰りという日も少なくありませんでした。それでも、仕事は仕事で楽しくやれていたし、同僚や上司にも恵まれていたと思います。
ただ何というか、このまま何十年もこの会社にいて良いのだろうか?という疑問はずっと持っていた気がします。当時の職場環境や雇用条件など、本当に恵まれていたとは思うのですが、まわりを見渡した時に、激務に耐えかねたりステップアップ目指したりして他企業に転職していく人が多かったですし、残っている方は仕事中毒のような感じだったんです。
特に女性で勤続10年以上という方はそれほど多くなく、しかもほとんど独身女性でした。既婚女性は事務関係の派遣社員ばかりで、正社員でバリバリ働き続けると自然と婚期を逃すような雰囲気がありました。
そりゃそうですよね、、、 毎日のように会社と自宅の行き来しかしていないのですから、男性との新たな出会いというのは難しかったです。幸いにも、土日祝日はしっかりと休めましたし、長期休暇もきちんとありました。でも、平日の疲れが出て、家にこもりがちだったのも確かです。
仕事か結婚か?
社会人3年目になる時、大学時代から付き合っていた彼が、地方に転勤が決まりました。それまではお互いに東京で激務生活。でも、お互いの職場も一人暮らしの自宅も徒歩で行ける距離だったので、無理せず付き合っていけていたのです。
とはいえ、互いに激務ですから、平日に、奇跡的に早くあがれれば落ち合って外食とか、どちらかの家に行くとか、休日もどちらかの家でダラダラ過ごしたり。あの時はそれはそれで幸せで、激務の中でも彼氏はきちんといる、というのが安心材料であったかもしれませんね。
けれど、相手の地方転勤が決まった時、私たちは選択を迫られたのです。
結婚か、仕事か。
でも、まだ社会人3年目になるところ。私は仕事を辞めてついていく気にはなりませんでしたし(しかも行ったこともない地方…)、彼も仕事を辞めることになる私を養う覚悟はできなかったと思います。
それで、無理に遠距離恋愛を続けるよりはいいかな、と別れることに。一応、円満に別れたつもりなので、大学時代の友人として付き合いを続けていきました。たまにメールで連絡をとったり。
さらに仕事にのめり込む20代後半
彼が地方に転勤になってからは、より仕事にのめり込むようになりました。やはり寂しさはあったので、早く家に帰るよりは会社にいた方が楽しかったんですよね。笑
しかも、先輩社員や上司と飲みに行く機会が増えて、かわいがってもらるようになり、仕事自体も面白いことをたくさん経験させてもらえるようになって。どんどん自意識過剰になってきちゃったんですよね。私は、「デキル女だ!」みたいな。苦笑
そうなると、自分でも手に負えない感じですよね。友人や同僚に合コンらしきものに誘ってもらっても、一緒になる男性が全然魅力的に見えなくて。変にライバル意識のようなものを持ってしまって、「あ、私の方が仕事できるな」みたいな。自分よりも「デキル男」とじゃないと、恋愛も結婚もできないわ。みたいな勘違い女になってしまったんです。笑
元カレの結婚報告
30歳が近づくにつれ、友達の結婚報告や出産報告を聞くことも多くなってきました。でも、仕事をバリバリしている女友達はみんなまだまだ独身だったので、それほど焦りもなく、どちらかというと、「この子は、結婚を選んで正解!」みたいな上から目線で見ていました。
あ、もちろん、直接口に出すことはありませんでしたよ。ただ、今冷静になって思い返すと、そういう感じだったな、と。嫌な女だったな、と思う訳です。
ただ、元カレの結婚報告には、自分でも驚くほどに動揺をしてしまいました。笑
直接本人から聞いたわけではなく、大学時代の同期から聞いたんですけどね。
自分の選択
30歳間近だったので、30代もこのままこの会社で激務を続けていっていいのか、本当に悩みました。まわりのバリバリ働く女性の先輩社員のように独身を貫く勇気もないし、今すぐ誰か結婚相手になるような人と出会える気もしないし、他の会社に転職する勇気もないし。
そんな時に、所属している会社の上海事務所への赴任スタッフの社内公募が出たんです。直感で、「これだ!」と思っちゃったんですよね。
私が逃げるべき道は、これだ!みたいな。笑
当時は必死に、キャリアウーマンとして働き続けるには…みたいな風に装っていましたけど、本音はこれだったでしょうね。もうこの状況から逃げたいー!と。
まわりには驚かれもしましたけど、社内での面接試験など難なく通り、本当にアッサリと上海赴任が決まっちゃったんです。で、2ヶ月後には上海に飛んでいました。
仕事で行ったはずの上海で中国人と結婚!?
他の記事で詳しく書きたいとは思いますが…
仕事で訪れたはずの上海で、中国人男性と結婚しちゃったんです。
日本人には感じなかった感覚に襲われちゃったんですよね。フィーリングが合うってこのこと!?みたいな。その時ばかりは、あー、私の結婚相手は日本人ではなかったのね。だから、日本にいても運命の人には出会えなかったのね。この人と出会うために、私は中国に来たのかもしれない、まさに運命、なんて思っていました。当時は。笑
(中国在住Rさん:中国人のご主人とハーフのお子さんがいる海外在住ライター)
中国在住のRさんのブログ記事一覧
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