驚きますよねー。
バイリンガル環境にいる、0歳児の赤ちゃん言葉は、まだ一ヶ国語なんです。
それが、2歳児くらいになると、金髪の人には、英語らしき赤ちゃん言葉を、黒髪の人には日本語らしき赤ちゃん言葉を使うんです。
もちろん、何を言っているのかは、わかりません。
でも、口の動かし方や舌の動きなど、発音を分けているんです。すごいですよねー。
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ハーフの子たちは、みんなバイリンガルなの?
答えは、いいえです。
各家庭によって、教育方針が違います。
私の子供たちは、バイリンガルです。
小さい頃から、母の私が日本語で話しかけ、父の旦那さんが英語で話しかけていました。
学校は英語ですが、家庭の中では兄弟間も日本語で話すように促していました。
でも、バイリンガルにこだわらない家庭もあります。
日本人である母親も英語で子供に話しかけ、父親はもちろん英語、兄弟間も英語なので、日本語はほとんど話しません。
家庭によって様々なので、みんながみんなバイリンガルになるわけでもないですし、バイリンガルを目指しているわけでもないです。
どっちを先にマスターするの? 日本語それとも英語?!
バイリンガル環境で育つ子供たちは、器用なことに、両方を同時に習得します。
そして、ある特徴があります。
簡単な言葉、または簡単な発音の方を先に覚えるみたいなんです。
我が子の例をあげると、『ぞう』『とり』は日本語が先。
『Elephant』『Bird』より、短くて発音もしやすいようです。
逆に、『Hello』『See you』など挨拶は、『こんにちは』『またね』より英語の方が覚えやすいようです。
赤ちゃんでも、母音がわかるんですかね? より短くて、母音が多い方を選んでるような気がします。
バイリンガル環境のハーフは、現地人より言葉の発達が遅い?
はい。人それぞれですが、遅い傾向があります。
平均的に、半年くらい遅いかな。単語の理解力はあまり変わらない気がしますが、文章の作りが遅いですね。
『at・on・with・to』などの使い方が間違っていることも多いです。
ただ、頭の中ではしっかり記憶してるみたいなので、学校が始まると、ペラペラ喋りはじめます。
3歳、4歳の時点で言葉が遅くて悩まれる方はたくさんいますが、バイリンガル環境で育っている子供たちであれば、6歳頃には少しずつ追いついています。
初めてのお子さんの時は、心配になってしょうがないでしょう。
5、6歳の1年間は、現地の周りの子どもたちと比べれば比べるほど、バイリンガル教育をしていいのだろうかと悩むかもしれません。
でも、誰もが悩む時期です。
とことん悩んでください。
そしてもしバイリンガルに育てたいと思ったときは、『バイリンガルに育てる』という意思を強く持ってください。
二カ国語を継続して使用することがバイリンガルへの道だということを頭に入れてください。
(オーストラリア在住のYさん:オーストラリア人のご主人とハーフのお子さんがいる海外在住ライター)
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