中国の産婦人科、日本との違いは?

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中国の産婦人科、日本との違いがいろいろとあります

中国で出産する日本人女性も意外と多いですよね。日本で出産経験がないと、「そんなものか」と受け入れられることも、日本で出産経験があると「何故、そうなの?」とビックリ仰天するようなこともあります。

中国と日本で出産経験のある私が、経験も含めて違いをまとめてみました。

中国の産婦人科、日本との違いに驚いたこと

私は一人目は中国で出産、二人目は日本で出産しました。どちらも経験をして思うことは、中国での出産、思っていたよりも“普通”。意外と大丈夫!むしろ、中国の産婦人科の方が、日本よりも良かったこともいくつかありました。

まあ、初めに想像したことがひどすぎた、というのもあるのですが。

そして、中国の産婦人科は日本との違いに驚いたことがたくさん ありました。まずは、その驚いたことを書いていきたいと思います。

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まずは診療所で妊娠を確認してから産婦人科に行く

日本の場合は、妊娠検査薬で陽性が出たら、産婦人科にすぐに(数週によっては1,2週間後に)行くと思うのですが、中国の場合は、いきなり産婦人科ではなく、まずは診療所のような病院で妊娠確認をしてから産婦人科 に行きました。

そういう流れだと、当時仲良くしていた日本人女性から聞いたんですよね。彼女は中国で出産した先輩ママさんでいろいろと教えてもらっていました。どの地域もそうなのか、今でもそうかのか、はちょっと不明です。

そして、妊娠確認のためのエコー検査は、経膣エコーではなく経腹エコー。写りが良くなるように、水を一杯飲むように言われ、尿意がしたらトイレに行かずに我慢をして、その状態で経腹エコーです。日本だったら、経膣エコーですよね。

この流れが一般的だったのかどうかよく分かりませんが、この診療所のような病院は、妊娠確認に来た女性と付き添いの家族で溢れ返っていました。

妊娠確認後の一言が、「いる?いらない?」

診療所のような病院で妊娠確認の経腹エコーをした際、妊娠していることを認められたのですが、医師より発せられた言葉は、「要不要?(いる?いらない?)」でした。

私も中国人夫も、初めは何を言われているのか分からずキョトンとしてしまいましたが、「産むのか産まないのか?」ということだったんですよね。夫が慌てて、「要要!」と答えていました。

「妊娠しています、おめでとうございます」的なことを期待した私は、家に戻ってから、「あの医者、『要不要?(いる?いらない?)』って言ったよね?本当にそういうこと言うんだね、中国は」と中国人夫に話したのを覚えています。

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予約制度はないけど、金を払えば優先的に見てもらえる

私が出産のために選んだ病院は、中国で最高レベルである三級甲等の総合病院でした。中国の要人や外国人も利用する総合病院ではありましたが、院内の雰囲気は日本の地方の国公立病院という感じでした。最先端の大学附属病院という感じではなかったです。

この総合病院の産婦人科の人気は高いようで、いつも多くの妊婦で溢れかえっていましたし、廊下には付き添いの家族がいっぱいいました。中国では妊婦一人で妊婦検診に来るのは非常に稀で、いつも誰かが付き添ってくる、というイメージが強いです。

また、予約制度がなく、受診した場合は朝早くから並んで、「挂号」という番号札を取らなければいけないのですが、この総合病院はお金を払えば優先的に見てもらえる「VIP制度」がありました。70元支払うだけで良かったので、毎回、VIP待遇で診てもらえていました。

検査は先払い

中国の病院は、検査をする際には前払いになります。採血やエコー、心電図など、検査をするように言われるたびに、まずは窓口で支払いをしてから検査室に行っていました。

この制度自体は良いな、と思っていました。事前にいくらか分かるので、全部終わっていざお会計となった時に、「え、こんなに高いの!?」と驚く必要もないですしね。

とはいえ、全体的に日本の病院よりもかなりお安いので、高額だから検査を受けない、という選択肢はなかったですが、中には支払いができないこともあるでしょうから、病院側としては未払いを防止するためにも前払い制をとっているのでしょうね。

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診察室は男子禁制

中国の産婦人科は、「男子禁制」です。産婦人科の入口に大きく、「男子禁制」と表示されています。

ですが、私は外国人で医師や看護師の言葉がすべて中国語で理解できる訳ではなかったので、順番が来たら、入口で待機している中国人夫に合図をして、一緒に診察を受けていました。

都度、医師や看護師に説明していたのですが、医師は毎度のことなので快諾してくれていましたが、看護師によっては「絶対にダメだ」と言い張る人もいました。結局は許可されるのですが。このやり取りが非常に面倒臭く、中国人夫は心底嫌がっていました。

中国人妊婦の中には、「どうして男性が入ってきているのか?」と直接聞いてくる人もいましたしね。そりゃあ、そうですよね。

診察中に他の妊婦が入室してくる

診察の際には、廊下の待合室で数人待っていて、医師に呼ばれたら診察室に入り受診するのですが、呼ばれていない妊婦が勝手に入室してきて、医師に話しかけたりするんですよね。こういうの、日本では信じられない光景ですよね。診察内容もダダ漏れです。

私の場合の検診内容は、椅子に座っての問診と、ベッドに仰向けになってお腹を出しての触診くらいだったので、別に他の中国人妊婦に見られても気にしなかったのですが、よく一緒になった欧米人夫婦は診察室のドアを閉めて密室で診察を受けるようにしていました。

酷い時には、医師が、「中に入らないで!廊下で待ちなさい!」と注意するんですが、なかなかね…。

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内診なし

中国の妊婦検診では、という訳ではないと思うのですが、私は一度も内診をされませんでした。唯一されたのは、産後、子宮の戻り具合を確認された時だけ。妊娠期から出産直後まで一度も内診がなかったのです。

初めての出産が中国だったので、「こんなものか」という感じだったのですが、他の方はどうなのでしょう? 日本では、内診される回数が何回もありますよね。

また、一人目は逆子で予定帝王切開での出産となったので、それも関係があるのでしょうか? 内診は嫌なもの、というイメージがあったので、一度も内診がなかったのは当時は嬉しかったです。今になって考えると、内診せず何もなくて良かった、という感じです。

エコーは数回しかない

中国の妊婦検診では、エコーの回数が非常に少なかったです。3回かな? しかも、普通の白黒のものだけです。当時でもカラーや3Dのも撮れる病院はありましたが、今はもっと変化しているかもしれませんね。

私は、妊娠6ヶ月くらいの時に日本に一時帰国したので、その時に産婦人科に行き、3Dエコーを撮りました。全然違う!とちょっと感動したことを覚えています。

中国以外の国でも、エコーの回数が少ないところはあるようですし、逆に日本が多すぎるという話も聞いたことがあります。回数が多いことが一概に良い訳でもないですが、エコーをやってお腹の子が元気だと分かると安心しますよね。

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妊娠糖尿病検査は全員必須

妊娠糖尿病検査、中国の病院では全員必須でした。甘い砂糖水みたいなものを飲んで、数回採血。もう本当に辛い検査でした。甘すぎて気分が悪くなるし、数回採血しないといけないし、時間がかかるし。結果は問題なしで一安心でした。

日本では全員必須の病院は少ないようですね。私も二人目を日本で出産した時には妊娠糖尿病検査はやりませんでした。

中国で妊娠糖尿病検査が必須なのは、もしかすると、妊娠糖尿病になる妊婦さんが多いからかもしれません。中国の妊婦さんは20kg以上太るのは当たり前なんですよね。たくさん食べて動かないので、余分に太るんだと思います。

私は12㎏増でしたが、「お腹が小さい、細い」と何度も言われました。無駄に太って妊娠糖尿病などになりたくなかったので、日本の基準に合わせて自分で体重管理していました。おかげで、日本では普通の範囲でしたし、妊娠糖尿病などにもかからずに済みました。

貧血検査の採血は超簡単

妊婦検診での貧血検査、中国での採決は本当に簡単なものでした。注射器で採血するのではなく、人差し指などの指先に、ボールペンのような針でチクッと刺して終わりでした。痛みも少ないですし失敗もなくお手軽。カウンターのようなところで、立ったまま終わります。

そして、30分ほど待っていると検査結果の紙を渡されて、それを持ってまた産婦人科に戻って医師に見せる、という流れでした。

ちなみに、貧血検査だけじゃなくて、検査項目が多い場合の採血は通常の注射器を使ったタイプでした。この採血は、担当の看護師のレベルが高くて、血管がかなり細い私でも失敗されたことは一度もなく、痛みもなく、非常に良かったです。

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性別を教えてくれない

中国では、エコー検査で性別が分かっても教えてくれません。エコーのモニターも見せてもらえません。

これは一人っ子政策の影響のようで、男の子を欲しがる人が多いため、事前に性別を教えてしまうと、女の子の中絶率が高まる危険性があるから、と聞きました。中には、コネやお金を使って事前に性別を聞く中国人も少なくないです。

私は、妊娠中に日本に一時帰国したので、その時に、産婦人科に行き、エコー検査で性別を教えてもらいました。やはり先に性別を教えてもらえた方が、名前やベビー服などの準備が便利ですよね。

ノンストレステスト(NST)はお腹丸出し

出産日が近づいてくると、ノンストレステスト(NST)は行います。日本の場合は個室で行ったり、他の妊婦さんの目につかないよう配慮したりしてくれると思うのですが、中国ではみんな一緒に受けます。

輪になって、椅子が10脚くらい置いてあり、おもむろにお腹を出して、座ります。機器を看護師に取り付けてもらい、胎動があったらボタンを押します。順調にデータが取れれば、30分ほどで終了でした。

驚くのは、中国人妊婦さんのお腹の大きさ!本当に大きいですし、妊娠線がバリバリに入っている人が多く、まるでスイカのようでした。20kg以上太る人が多いですからね。そんなに太って大丈夫なのかな!?と思いながら、NSTを受けていました。

けれども、中国人妊婦の大きなお腹に比べて、私のお腹はとても小さかったので、「そんな小さくて大丈夫?」と逆に心配されていたようです。

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予定に過ぎての帝王切開出産

上の子は妊娠中期くらいから逆子で、そのまま出産時期を迎えてしまいました。逆子体操とかしましたが、全く効果なし。クルンと回ってくれることはありませんでした。

二人目は日本で予定帝王切開(一人目が帝王切開だったので)したのですが、出産予定日の二週間前の出産でした。普通はそれくらいに設定するようですね。

けれど、一人目の中国での出産時は、お腹の子の体重が思うように増えなかったこともあって、実は出産予定日過ぎてからの予定帝王切開だったのです。これって、ビックリというより、怖いですよね。一人目だったので深く考えていませんでしたけど。

臨月に入ってから週に一回の妊婦検診になって、出産予定日の一週間前の妊婦検診で、「来週産まないとだね。火曜でも水曜でも良いわよ」みたいな感じだったのです。担当の先生の診察が火曜か水曜だったので。

それで、翌週に、入院セットを持っていつも通りに妊婦検診に行くと、「え?今日入院する?部屋いっぱいなのよね、どうしよう。まあでも、どうにかするから、検診終わったら病棟に行って!」と日本では考えられないような対応でした。当時は特に何も思いませんでしたけどね。

妊婦検診と分娩の医師が異なる

出産のために病棟に行くと、若い女性の先生が対応してくれました。妊婦検診は年配の権威ある女性の先生だったのです。妊婦検診と分娩の医師が異なるというのは、日本でもあることですかね?当時はこれにもビックリしました。

そして、翌日に帝王切開で出産のつもりだったのですが、「今から準備して出産できちゃうけど、どうする?」という医師からの提案。こでもビックリ!

でも、初めての出産、初めての帝王切開、初めての中国の病院での入院だったので、一晩何もせずに過ごすよりも良い、と思って、お願いしちゃいました。30分後には出産準備に入っていました。

ちなみに、二人目は日本で予定帝王切開でしたが、妊婦検診は数人の先生から好きな先生を選べたので、いつもそんなに混まない外部から来る先生を選んでいましたが、出産日が近づくと自動的に担当医になる院長の妊婦検診になりました。

初対面の先生に、すぐにお腹を切られる、って結構ビックリな体験でした。

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出産後すぐに母子同室

中国で出産した一人目、出産後すぐに母子同室でした。手術室からベッドに乗せられて出てきた私、その後ろから一緒に小さいベッドで赤ちゃんも部屋の連れてこられたのです。これにはビックリ!

それから毎日、朝、赤ちゃんは沐浴と検診のために一時間ほど看護師さんに連れて行かれますが、それ以外は母子同室。ずっと一緒でした。

赤ちゃんのお世話は自分たちで

出産直後から母子同室で、赤ちゃんのお世話は自分たちでやるのです。

とはいえ、私は帝王切開で、痛みに耐えながらベッドで安静。赤ちゃんのお世話は夫がするしかありません。前もって、心の準備がしきれていなかった夫、まわりの人たちに聞きながら、おむつ交換やミルク作りに奮闘していました。

プレッシャーで、夫の唇にはヘルペスがあらわれました。

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産後のお世話は身内が基本

産後のお世話は、基本的に身内で行います。赤ちゃんのお世話も、産後のママさんのお世話も。日本のように、看護師がお世話してくれる訳じゃないんですよね。なので、一人で入院して、一人で出産、退院まで過ごす、なんて無理です。

頼れない身内がいない場合には、専門のお手伝いさんを頼むことが可能です。出産後病室にも、お手伝いさんの営業がきたほどです。

我が家の場合は、夫と二人で乗り切るつもりだったのですが、思ったよりも夫の任務が重く、急きょ、近くに住む夫の独身の妹にヘルプを出してお世話にきてもらいました。赤ちゃんのおむつ交換やベビー服の洗濯など、いろいろと助けてもらいました。

あと、食事も各自で用意します。家で作ってきて持ち込む人がとても多いようでした。また、病院の食事を注文することもできたので、私たちはこれを利用していました。非常においしくて良かったです。

病室に複数人が泊まり込む

産後は赤ちゃんもママさんも、主に身内でお世話をするので、泊まり込みになります。驚くことに、病室に数人泊まり込むパターンが多いのです。

とはいえ、一般的な病室はそれほど広い訳ではありません。基本二人部屋で、ベッドが2つ。簡易ベッドも入りません。パイプ椅子に座って寝たり、床に敷物を敷いて寝たりするようです。

我が家は、一人部屋を希望して、通常の二人部屋よりも広い部屋を使っていました。ベッドもありましたので、夫と義妹は、それぞれベッドで寝泊まりしていました。部屋代は、通常の10倍以上でした。

出産前にはこんなことは全く予想もしていなかったので、かなりビックリしました。

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日本での出産の方が良かったこと

一人目は何も分からない状態のまま中国で出産したので、単純に、日本での出産と比べることはできませんでした。初めての出産が中国だったので、こういうものなのか、と何も疑問に持たずに受け入れられたことも多かったです。

しかし、二人目を日本で出産したことで、中国よりも日本の方が良いな~と思うことはたくさんありました。全般的に、日本での出産は快適でした。言葉が不自由なく通じるというのが一番ですが、ゆったりと余裕を持って妊婦検診を受けることも出産することもできました。

まあ、日本というだけでなく、二人目、という気持ちの余裕もあると思うんですけどね。

予約制でゆとりをもって受診できる

これは病院にもよると思うのですが、完全予約制の産婦人科を選んだので、待ち時間がほぼなく快適でした。それでも、午前中の予約だと待ち時間が発生することもあるようなのですが、私は午後の空いている時間を狙って予約していたので、いつもスイスイでした。

あと、院長と女医は人気で混んでいるようだったので、私は外部から来ている男の先生を選んでいました。一人目の出産の経験から、妊婦検診は大きなトラブルが発生していない限り、誰でも大丈夫だと思っていたので、気楽に先生を選んで、気楽に受診していました。

院内自体に人が少ない時間帯ばかり選んでいたので、待合室で座る場所がないということもなく、ゆとりをもって通えました。

エコーの回数が多い

中国では、エコーが3回ほどしかなかったです。それに比べて日本はほぼ毎回なので、エコーでたくさん赤ちゃんの様子が見られてよかったです。

しかも、モニターを見ながら分かりやすく、「ここが手で、顔で~」と技師さんが説明してくださっていましたし、プリントされたエコー写真は持ち帰れたし、家のパソコンからエコーの動画をダウンロードもできました。

中国ではモニターさえも見せてもらえず、エコー写真は不鮮明だし、もらうこともできなかったし。全然違いましたね。

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スタジオとプール完備で運動できる

私が通った産婦人科では、スタジオとプールが完備されていて、特に問題がなければ妊娠5ヶ月くらいから出産間際まで運動することができました。プログラムもしっかりとあって、妊婦用のヨガやエアロビクス、プールでのエクササイズなどありました。

また、いくつかのプログラムは、上の子と参加可能だったので、それも良かったです。上の子が2歳の時だったのですが、そこで初めて習い事として(?)プールデビューしました。

また、産後も、一ヶ月検診で問題がなければ運動を開始できて、子供が1歳になるまで通うことができました。こちらもプログラムがきちんとあって、赤ちゃんと参加できるものばかりだったので、しっかりと1歳になるまで週に2,3回通っていました。

おかげで、快適な妊婦生活と産後を過ごすことができました。

入院生活が心地良い

日本の産婦人科は、一人で出産・入院しても快適に過ごすことができますよね。看護師さんや助産婦さんが、あれこれとお世話してくださるので、非常に心地良く過ごすことができました。

赤ちゃんも24時間母子同室という訳ではなかったので、適度に一人の時間を過ごすことができましたし、産後の疲れた体をゆっくりと癒すことができました。

分からないことや不安なことは何でも聞けば教えてもらえましたし、忘れかけていた沐浴の仕方やミルクの調剤方法も丁寧に教えてもらえて助かりました。

基本的に何でも教えてくれる

日本の産婦人科は、妊娠中も産後も、基本的に何でも教えてくれるので便利ですよね。中国だと、人が多すぎてあれこれ聞く余裕がなかったですし、自分で調べて解決しないといけないことが多かったように思います。

助産師さんとの面談の機会もあったし、プレママ教室やプレパパ教室もあったし(中国の病院でもあったけれど参加しなかった)、安心して妊娠期間を過ごし、出産を迎えられたように思います。

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中国での出産で良かったこと

中国と日本での妊娠期間、出産を比べると、圧倒的に日本が良いように思えますが、実は中国の方が良かったと思うこともあります。

採血が上手、簡単

採血の上手さは中国には勝てない、と言い切りたいくらい中国は上手だし、簡単でした。

こなす患者数が多いせいなのか、プロ級に人ばかり。私は血管が細く、採血を失敗されることも多いのですが、中国では一度も失敗されませんでしたし、痛みを感じたこともありませんでした。

また、貧血検査の時の採血は、ボールペンの芯のような針でちょっと刺して終わりだったので、本当に簡単で良かったです。

帝王切開後の麻酔の副作用がなかった

これは中国とか日本とか関係ないのかもしれませんが、二人目を出産した直後、麻酔の副作用なのか、息苦しくて本当に大変でした。もしかして、このまま終わっちゃうの!?と思うくらい苦しくて。動けないのでより辛かったです。熱も出ましたし、痛みもひどかったです。

一人目の時は、痛みは確かにありましたけど、息苦しさや発熱はなかったんですよね。安静にして寝ていることで痛みは落ち着いてきましたし、翌日には部屋の移動で歩かされましたけど、何とか歩けるレベルに復活していましたし。

現状で三人目は考えていませんが、妊娠期間や出産よりも、この産後の苦しさをまた経験するのは絶対に嫌ですね。

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病院の食事がおいしかった

中国で出産した総合病院は、注文すれば病院の食事を三食食べることができました。私たちはこの病院の食事を毎回食べていたのですが、非常においしくて良かったです。特に、主食となるマントウがおいしくて、退院の際には余分に購入して持ち帰ったほどです。

二人目を出産いた日本の産婦人科は、食事がおいしいと評判のところでしたが、私としてはそれほどでもなかったです。確かに一見豪勢なのですが、ほとんどがレトルト利用のものでした。なので、味が濃かったり、化学的な感じがしたり、期待していた分、ちょっとがっかりでした。

ちなみに、中国では、母乳をたくさん出すために豚足のスープを飲むように言われて、毎日のように病院で注文していましたし、退院してからも自分で作って飲んでいました。そのおかげかどうか分かりませんけど、母乳は十分に出ました。

医師が親切で優しかった

中国の医師はとても親切で優しかったです。私が外国人だからかもしれませんが、たくさん優しく声をかけてもらいました。妊婦検診の度にお世話になった賢威ある中年の女医も、出産時にお世話になった若い女医や麻酔科の女医も。みんな温かく親切でした。

比較すると、日本は、サービスとしては充実していますし、親切な対応ですが、仕事として、という感じがします。決して、不親切な訳でも、気が利かない訳でもないのです。とても心地良く過ごすことができたのですが、中国で感じた人の温かみとはちょっと違う気がしました。

けれど、中国では、反日教育もしているので嫌日家の人も少なくありません。一人の看護師だけは、対応がひどく大雑把で、嫌な思いもしたのですが、多分、嫌日家の人だったようです。これはこれで、仕方がないことだったな、と納得しています。

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中国の産婦人科、日本との違いは? まとめ


私は、一人目を中国で、二人目を日本で出産しました。両国での出産を経験すると、中国の産婦人科と日本、違いはいろいろとありました。

特に中国の産婦人科で驚いたことは非常にたくさんありました。初めての妊娠、出産だったので、それほど抵抗なく受け入れることができたことも多いですが… なぜ?どうして?ということも少なくなかったです。けれども、日本にはない中国の良さもありました。

また、全般的には、日本の産婦人科の方が、言葉が通じることもあり、ゆとりをもって妊婦検診を受けられましたし、出産も入院も心地良く過ごすことができました。