「プリスクール」に「プリキンダーガーテン」 幼稚園からのバイリンガル教育とは?

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2020年に東京オリンピックが開催されるのにあたって、学校教育でも、私教育でも、幼児や児童への英語教育に対する期待や関心が高まっていると言えます。一般の私立幼稚園や保育園などでも大手英会話スクールと提携し、「英語」の授業として取り入れている所もある他、小学生が放課後利用する民間の学童保育でも同じく「英語」の授業を設けている所がありますね。
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また、インターナショナルスクールとは一線を画した「プリスクール」や「プリキンダーガーテン」といった英語で保育を行う未就学児を対象とした教育施設も近年注目を集めています。こうした背景には、親たちの間にも「英語」を初めとした外国語教育を早期の幼児期から始めさせたい、「バイリンガルにさせたい」といった思いがあると言えるのではないでしょうか?

プリスクールとは?

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一口に「プリスクール」や「プリキンダーガーテン」が注目され増えていると言っても、全国規模の話ではなく、あくまで大都市圏を中心とした話であり、やはり、「子どもを学ばせたい」と思い、関心を持つ人も多い反面、現実的な問題として、こうした教育施設は「認可外」であることが多いこと、特別な教育カリキュラムであることなどから、一般の幼稚園や保育園と比較しても格段に保育費、学費が高いのが特徴でもあります。

例えば、東京の都心にあるプリスクールの場合を見てみましょう。保育時間も半日の朝から午後までの「ショートクラス」、全日の「ロングクラス」と親の都合や希望によって選択をすることができ、保育内容もアートやミュージック、リーディング(読み聞かせ)、スポーツといった活動を全て英語で行う他、日本語の時間も設けているとのことです。

また、年間行事も日本の節分や、ひなまつり、七夕に加え、イースターやハロウィン、クリスマスといった英語圏での祝祭も組み込まれています。

気になる保育料ですが、やはり、1ヶ月に10万円前後はします。それでも、通園する園児が一定数いること、入園希望者も後を絶たないのは、国際結婚家庭の子どものみならず、早期のバイリンガル教育に関心を持つ家庭が増えていることを示しているのではないでしょうか。

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韓国でも流行した「英語幼稚園」

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私が在住している韓国は幼児期からの英語教育を初めとした幼児教育熱が高いことでも知られています。私の長男は今、12歳で小学校6年生ですが、長男が幼稚園児だった頃、韓国では「英語幼稚園」があちこちで開園され、ちょっとしたブームになっていました。

私の長男は一般の幼稚園だったため、「英語幼稚園」とは無縁でしたが、一般の幼稚園でも、特別授業として英語の授業は行われていましたね。

現在、5歳になる次男が幼稚園に通っていますが、「英語幼稚園」の人気はすっかり鳴りを潜め、幼稚園での特別授業でも英語は組み込まれていません。何事にも移り変わりの早い韓国ではありますが、教育に関しても例外ではないと言えます。

「英語幼稚園」の人気の下火と並行して、小学生や中学生の「早期留学」もめっきりと減りました。「英語」そのものは現在でも必修科目として、小学生のうちから塾に通って勉強するのが、一般的ではありますが、「英語幼稚園」や「早期留学」のような幼児期からの加熱したバイリンガル教育が衰退した背景には、「莫大な教育費による負担」や「英語教育だけを重視するあまり、母国語が疎かになり、学力にも影響するケースが目立ったこと」、「幼児期から英語や文字の読み書きなどの過度の早期教育を行うよりも、心身育成のための教育が重要だ」という考えが広がったことにあると思います。
 

まとめ

1.幼児期からの「英語」を中心とした「バイリンガル教育」に関心が高まっている。

2.都市部を中心に英語による保育を行う「プリスクール」、「プリキンダーガーテン」などの保育施設が増加している。

3.バイリンガル教育に関心がある親にとっては魅力的だが、認可外であり特殊教育施設でもあるため学費が高額である。

4.韓国でも一時期、バイリンガル教育ブームによる「英語幼稚園」が流行した。

5.長期的な教育費のプランを含めてバイリンガル教育をどのように行っていくかを計画することが適切。

親としては子どもの将来や可能性のために、できるだけ良い教育環境を整えたり、教育への投資を惜しまないと考える人も多いことでしょう。しかし、教育は年齢を増すごとに負担も大きくなり、子どもが意思を持つことで親の理想とはかけ離れた方向になることも当然あります。やはり、長い目で見た経済的な面や子どもの意思を尊重しながら教育を計画していくことが大事ではないかなと思います。
 
(コラム:Mさん●韓国在住、日本と韓国のハーフを育てるママさんライター)