バイリンガルへの道? インターナショナルスクールの魅力と注意点

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国際化社会が進み、英語教育の重要性が叫ばれる中、インターナショナルスクールに関心を寄せる人は多いことと思います。インターナショナルスクールの出身で、バイリンガルと活躍する芸能人も多いですし、最近では芸能人のお子さんがインターナショナルスクールに通っているという話もよく聞きますね。

さまざまな国の子どもたちや教師と共に学べる環境は、国際結婚家庭の子どもでなくともバイリンガルとなる絶好の場であり、将来の進路の選択肢の幅も広がりそうな印象を受け大変、魅力的に感じられます。

今回は「バイリンガルとインターナショナルスクール」との結びつきや実態についてお届けして行きたいと思います。

インターナショナルスクールの実態と卒業後の進路


調べたところ日本にはおよそ117校のインターナショナルスクールが存在しているようです。ただし、この数字は「英語」以外の言語を主として教育行う学校も含まれていること、5年以上前の記録ということで、実態数には多少の変動があるものと思われます。

「英語」での教育を行っているインターナショナルスクールについての定義と実態を述べていきたいと思いますが、まず、初めに本来、「インターナショナルスクール」とは「外国人子女のための教育施設」であることから、教育カリキュラムはその多くが欧米式に沿った形で構成されています。

またハイスクール(高校)において英語圏での大学進学を目指す際に必要となる資格「バカロレア」の取得を義務付けるスクールも多いのが特徴です。よって、日本での「インターナショナルスクール」は「各種学校」の扱いとなる訳です。

このため、日本人の児童、生徒がインターナショナルスクールへの入学や転入を希望する場合、卒業後の進路を選択する際には注意が必要となります。これは、例えば、インターナショナルスクールに通ったものの、高等部がないインターナショナルスクールは、外部に進学しなくてはなりませんが、「各種学校」という扱いからインターナショナルスクールでの学歴は日本の義務教育修了(中学卒業)とは見なされません。よって、日本の国公立高校への受験資格は得られません。

また、大学進学についても同じことが言え、日本の大学への進学を希望する場合、インターナショナルスクールの卒業証明の他に「高卒認定試験」に合格した上で受験資格が得られることになります。

このように、日本国内のインターナショナルスクールへの就学を希望する場合は、卒業後の進路について充分な時間をかけてのリサーチや準備が必要と言えます。

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子どもだけ英語が話せればいい訳ではない?

前述のように「インターナショナルスクールの魅力」として全ての授業や活動を英語で行うこと、ネイティブの教師たちから言語を学べることによって、英語を習得でき、バイリンガルになれるという点があります。

しかし、英語がネイティブである生徒たちと同等に授業を受けてついていくことは並大抵のことではありません。英語ができない場合、入学前に個人的に英語のレッスンをして少しでも英語の環境に慣れて準備をしておくこと、入学後も持続的な学校外での英語の勉強は必要とも言えるでしょう。

また、英語の必要性は学校に通う子どもだけの問題ではありません。親にとっても、インターナショナルスクールに関わっていく上で英語力は必要不可欠です。教師や保護者とのコミュニケーション、必要書類の作成、記入は基本的に英語です。また、就学年齢が上がる程、宿題やテストの学習面で子どもをサポートすることが出てくるでしょう。そうした時に、親に英語に対する免疫がない場合は苦労することにもなりかねません。

母国語以外の教育環境に子どもを送り入れるということは、親子で努力や忍耐が必要とも言えます。

サマースクールのすすめ


ここまでインターナショナルスクールについて卒業後の進路や、学校生活に於ける英語力について少し厳し目のことを書いたかも知れません。また、長期的に卒業までインターナショナルに通学をした場合、経済的な面でも多額の学費がかかります。こうしたことから、冷静に現実的に考えると「やっぱり、簡単にインターナショナルスクールに送ることは難しいかも」と思う人も多いかも知れません。

しかし、入学まではしなくとも、インターナショナルスクールの雰囲気を味わい学校生活を体験できる方法があります。インターナショナルスクールは通常、夏休みが長く6月~8月の2ヶ月に及ぶこともザラです。そんな中で、夏休み期間中を利用して外部の児童や生徒を対象に「サマースクール」を開いているスクールもあります。

「サマースクール」とは実際に授業やスポーツや美術、音楽といったアクティビティを英語で行い、「英語で学ぶ楽しさを知る」ための体験授業です。時期や期間、費用、対象年齢は各スクールによって異なりますが、「英語に触れさせたい」、「インターナショナルスクールの雰囲気を知りたい」といった方には、おススメです。

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まとめ

1.社会の国際化と共にインターナショナルスクールへの関心も高まっている。

2.日本には現在約120校近くのインターナショナルスクールがあるとのこと。

3.インターナショナルスクールは日本の教育とは一線を画した「各種学校」の扱いとなるため、日本の学校への進学や編入を考える場合は注意が必要。

4.親も学校側とのコミュニケーション、子どもの学習のサポートのために英語力は必要不可欠。

5.スクールの雰囲気や授業を体験できる夏季に開かれる「サマースクール」への参加もおすすめ。

子どもを実際に送るとなると大変な面も多そうなインターナショナルスクールではありますが、それでも、国際色豊かで、英語での教育を受けられる環境はやはり、魅力的ですよね? 中長期的なビジョンも踏まえて子どもに合った選択をしてみてくださいね。

(コラム:Mさん●韓国在住、日本と韓国のハーフを育てるママさんライター)