ハーフが受けやすい「いじめ問題」 対処法はあるのでしょうか?

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ハーフが直面しやすい「いじめ」の問題

 今回は少しネガティブな話題になってしまいますが、ハーフの人たちのこれまでの生い立ちを振り返る時に「いじめや差別を受けた。」という話を聞くことが多いかと思います。

もちろん、全てのハーフの人がそうだという訳ではありませんが、やはり、大なり小なり「ハーフ」ということで嫌な思いをしたことがある人は多いようです。他のトピックに「ハーフと差別」というものもありましたが、私の個人的な疑問として「差別といじめはどう違うのか?」という見解を調べてみました。

 まず、「差別とは『特定の集団や属性に属する個人に対して何らかの除外行為や拒否行為を行う』」とのこと。対する「いじめは、『肉体的、精神的、立場的に自分より弱いものを、暴力や差別、嫌がらせなどによって一方的に苦しめること。』」とあります。結局は、呼称や若干のニュアンスは違えど、「特定の存在の人を苦に追いやる。」という意味ではどちらも同意語と言えるのではないでしょうか。

芸能人など著名人のハーフでも、「差別」や「いじめ」を受けたという話は、テレビなどで語られていることもあり、よく耳にしますね。これからのつらい経験の理由華やかな世界で、バリバリと活躍する姿からは想像できないことでもありますが、こうした苦労を乗り越えてこそ、今があり、素晴らしいことであると思う反面、正直、「ハーフって、やっぱり、いじめに遭ってしまうケースが多いのかな?」と不安にもなってしまいますよね。やはり、私たちは自分たちとは異なったバックグラウンドを持つに人に対して無意識のうちに、特異な目で見たり、比較をしてしまう傾向があるのかも知れません。

ハーフが直面しやすいいじめ問題、対処法は?

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 これだけ国際結婚が一般化し、外国人労働者の数も増加した現在では、地方の公立学校であってもハーフや外国人児童や生徒の存在も決して珍しいものではなくなりました。よく、長らく夫の母国やまたは夫婦にとっての第三国などで暮らし、日本に家族で移住するにあたり、子どもの教育や学校生活についての不安をネットなどで書き込み、質問する人を見かけます。

 これに対する回答は実にさまざまなものです。「心配ない。」と答える人もいれば、「子どもの年齢による」だの、「住む地域による」だの、「担任の先生やクラスメートのめぐり合わせ次第」などなど。やはり、一概に答えを出すことは難しいですね。

 私の場合も国際結婚で子どもたちは「ハーフ」、そして、長男が幼稚園の年中の頃から、小学1年生を終えるまで夫の仕事の関係で、第三国での生活を送りました。そして、任期を終えて、夫の国に帰ることになり、長男の帰国後の進路として、インターナショナルスクールか、日本人学校か、現地校かと悩みましたが、今後、しばらくは夫の国で生活する期間が長くなるであろうことを見越して、長男とも話し合い現地校に転入させることを決めました。

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 結果、やはり、当初は学校生活や学習面でついて行くことに苦労しましたが、担任の先生に「ハーフであること」や「海外生活が長かったため、言葉が他の子に比べて遅れがちなこと」など親が特に不安に思っている点、配慮して欲しい点を明確に伝えました。こうしたこともあり、長男は「差別」や「いじめ」といったことを受けることもなく、その後、学校生活でも学習面でも徐々に適応できるようになり、今では元気に楽しく学校に通っています。

 しかし、仮にもし、子どもが学校で「差別」や「いじめ」を受けてしまったら? 親としては、やっぱり、すごく心が痛むし、悩みますよね。それでも、最近はいじめの実態などを見抜くのも難しい上、子どもは親に遠慮してなかなか本当のことを言いだせないものでもあります。

 こうした時にやはり、重要になってくるのが、担任の先生や子どもとの普段からのコミュニケーションではないかなと思います。忙しく、なかなか学校行事に行くことも時間的に難しいお母さんたちも多いとは思いますが、授業参観や懇談会、個人面談など学校行事の場をできるだけ活用し、先生や子どものクラスメートの保護者たちと情報・意見交換をすることも子どもが学校生活を送って上での有効な手段ではないでしょうか? また、子どもとも長時間でなくとも、その日の出来事など他愛もない話でもかまいません。会話を繰り返すことで子どもの様子の変化などがわかり、トラブルが起きた時などにヒントになるかもしれません。

まとめ

1.「差別」と「いじめ」とは「特定の存在、弱者に対する嫌がらせを行うこと。」

2.芸能人など著名人のハーフにも子ども時代にいじめや差別の経験を持つ人が多い。

3.学校での「ハーフのいじめ」の現状は様々であり、一概には言い切れない。

4.親は対策として、普段から学校の先生や子どもとのコミュニケーションをとることが一つの有効策としてあげられる。

やはり、一番大事なことは、国籍や外見での判断よりもその人の人間性であると思います。悲しくつらい思いをするハーフの子どもがいなくなるよう、誰でも生活しやすい世の中になることを願うばかりです。

(コラム:Mさん●韓国在住、日本と韓国のハーフを育てるママさんライター)