タイ人男性と日本人女性の国際結婚カップルです。
結婚16年が過ぎ、タイ在住、二人の普段の会話はタイ語を使っています。
夫について
国籍:タイ
話せる言語(日常会話以上):タイ語・英語
妻について
国籍:日本
話せる言語(日常会話以上):日本語・タイ語
お二人の出会いは?
夫との初めての出会いはおよそ22年前になります。
私はタイが好きで、その頃何度かプーケットにリピーターとして訪れていて、タイ人の女性の友達ができていました。その友人が結婚することになり、彼女の結婚式に行った時に、たまたま知り合ったのが今の夫です。やたらとフレンドリーに話しかけて来た彼ですが、私は既にタイ好きが高じて、タイ語を習っていたので初めから会話が成立していたんです。
今考えると、もし私がタイ語を話せなかったら、結婚をしていなかたかも知れませんね。次の日にプーケットの観光をして、最後に叔父さんの家にも連れて行ってくれて当時としてはモダンな叔父さんの家を自分達で造ったことなど、中々観光客では味わえない興味深い体験をさせてくれました。
そして日本に帰ってから突然、彼から国際電話があって、そこから毎週電話で話すようになったんです。そんな感じで一年が過ぎて、再び彼と再会して付き合い始めることになりました。
でも直ぐに結婚はちょっと無理と伝え、3年待てるなら結婚できると彼に言うとOKの返事。実は、まさか本当に3年待つとは思いませんでした。そして3年後にプーケットに移住して結婚し現在に至ります。
タイ人男性は見かけ倒しのレディーファーストなのかも!?
タイ人男性は女性に優しいと言うことはたぶん有名な話だと思いますが、これって魚を釣るまでの話だと私は思います。
付き合ってる最中は本当に優しいです。重い物は直ぐに持ってくれたり、料理を取り分けてくれたりして欧米人の男性のようにレディーファーストです。それがずっと続けば本心からのレーディーファーストですよね。
うちの夫の場合、結婚して初めての一時帰国の時にとっても腹が立った出来事がありました。それは空港で、私が空港使用料の支払いを自動販売機で行おうとした時に起こりました。お金の投入口を間違えたので、キャンセルしてもお金が戻ってこなかったんです。だから夫に係員を呼んできてと頼んだら、「君が間違えたんだから君が行ってこい」と言われました。
この一言で私の頭の中でプツンと切れる音がしたのは言うまでもありません。「何ですと~、あなたはタイ人で私よりタイ語が上手なんだから話が伝わり易いでしょ」と私は言いましたが、夫はガンとして行こうとしませんでした。もう話しにならないと察した私は、自分で係員を読んで来て対処して貰いました。
でもこれは始まりで、やっぱり何かあると絶対に動いてくれず私にやらせます。普通は慣れない外国なので、夫が動いたほうが早いと思うのですが、君の事なので君がやればと言う感じです。もしかして彼だけがこんな感じかなと思って友人に尋ねてみましたが、割とみんな同じ様な目に合っているようです。
自分の事では無いので口出ししたくないし、面倒くさいと言うのが本音のようですが、トラブルの時は対処して欲しいものです。最近は怒るのが面倒だし自分の気分が悪くなるのも嫌なので、聞く前にサッサと自分でやるようになってしまいました。おかげ様でその為に私のタイ語力は向上いたしました。
(コラム:タイ人男性と国際結婚した日本人女性)