フランス人男性と日本人女性の国際結婚カップです。
結婚6年目で、フランス在住。
二人の会話にはフランス語を使っています。
夫について
国籍:フランス
話せる言語(日常会話以上):フランス語
妻について
国籍:日本
話せる言語(日常会話以上):日本語とフランス語
お二人の出会いは?
音楽家同士で、オーケストラの仕事で出会いました。
彼が6歳年下だったのですが、年上だと信じて疑わない落ち着きがありました。
演奏会直前に私の靴のヒールが取れてしまい、接着剤を一緒に探してくれたり、張り付けるのを手伝ってくれ、自然に好意を持ちました。
フランス人の夫と暮らしてみて初めてわかったこんなズレ!
まず、適正気温が違います。欧米人は総じて日本人よりも体温が高く、彼の平熱は37.5度なので、冬私が寒い時でも平気です。なので二人が快適な室温の調節が難しいのです。
またもともと日本に興味があった人ではないので、食の好みがとても合い辛いので日々のメニュー決めは大変です。寿司と焼き鳥は食べられますが、ラーメンやうどんをはじめとする麺類やが特に苦手なので、これらは私の一人ご飯の楽しみです。
でも海外に住んでいるため、日本から苦労して持ち込んでいる貴重な日本食を私が独り占めできてしまうのはラッキーです。年越し蕎麦だけは縁起物なのでおちょこに少し食べることにしていますが、いつも涙目で食べているのがかわいそうなんですが笑えてしまいます。
他には、愛の国と言われるだけあってフランス人はとても自然に愛情表現をします。毎朝毎晩のキスは欠かしませんし、人前でのハグやキスも平気です。
また呼び方も可愛らしく、定番のマシェリの他にも様々なものに例えられます。子猫ちゃんやうさぎ、キャベツ、果てはノミまで。決まりはなく何にでも愛する人にたとえるようです。非常にオープンな愛情表現に最初はその度驚いていましたが、すっかり慣れて居心地が良いと感じています。
唯一の国際結婚の難点はやはりそれぞれの国が遠い場合の行き来が難しいこと。特に娘が生まれてからは、日本に住む私の両親にもっと会わせてあげたいけれど1年に1度が限度なのが実情で、スカイプなどで顔は見るとしても悩ましいところです。
(コラム:フランス人男性と国際結婚した日本人女性)