国際結婚で海外に移住する前にチェックしたい、現地のビザと求人情報

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国際結婚 海外で仕事

国際結婚した相手の国に移住して、仕事をしようと考えているなら、ビザと求人情報は要チェック。海外での就活は、自国での就活とは、全く勝手が違うのです。

あなたが住もうとしている国は結婚ビザで就労できる?

海外での就活以前の問題として、まず把握しておくべきことは、結婚ビザで合法的に働けるかどうかということです。日本では、日本人と結婚し、日本人の配偶者ビザを所有している外国人であれば、合法的に就労することが可能です。だからといって、世界中どこの国でも結婚ビザや配偶者ビザで就労が可能かというと、実はそうではないのです。

私の住むネパールでは、結婚ビザでは、就労禁止で、別途労働許可を申請しないといけません。

もちろん、結婚ビザで働ける国はあって、イギリスやタイの場合は、結婚ビザで就労は可能です。

アメリカの場合は、グリーンカードがあれば就労可能ですが、結婚ビザのみの場合は、労働許可を別途取得する必要があります。

ベトナムでは、結婚ビザ以外に労働許可が別途必要になっています。

中国は、結婚ビザでは働けません。就業ビザが必要ですが、申請には大卒かつ日本での就業経験も必要で、その経験を活かせる職業しか就けないなど、かなり厳しい状況です。

インドは結婚ビザでは就労はできません。就労するなら結婚ビザではなく、就労ビザを取るしかなく、しかもインド国外からでないと申請できません。
インドネシアも結婚ビザでの就労は認められず、就労するなら就労ビザを申請する必要があります。

上記のような就労の規則は突然変更になることもあり、難民問題や違法就労が世界的な問題となっている昨今、締め付けが厳しくなる方向にあるので、要注意。海外で就職を考えているなら、住もうと思っている国のビザと就労規則はまず確認しておきたいものです。

あなたが住もうとしている都市には日本人の求人はあるのか?

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合法的に就労できるからといって、就職しやすいかどうか、できるかどうかはまた別問題です。

私の住むネパールでは、就職しようと思っても、求人している企業自体がほとんどありません。だいだい4大卒のネパール人ですら、まず就職先はないような状況です。私が知っている限り国際結婚組で就職しているのは、JICAオフィスの現地採用が1名、大使館の現地採用が1名、国際的NGOの現地採用が1名。あとは、パートタイムの日本語学校の講師か、親戚の会社や仕事を手伝っているというような状況です。

ネパールはアジアの中でも特に就職が厳しい国とは思いますが、比較的就職しやすいと思われるタイなどでも、小さな地方都市に行けば状況は似たようなものでしょう。

アジアに限らず欧州でも、のどかな田舎は暮らすには最高かもしれませんが、求人を募るような企業自体がないこともあり得ます。

日本でも多くの若者が職を求めて都会に出てきます。それは海外でも同じです。求人が多いのは、都市部です。在留日本人が多い都市や日本企業や外資系が多く進出している都市であれば就職のチャンスも増えるでしょう。

また、住む国の景気が停滞しているのか、経済発展が著しい状況にあるのかということも、求人状況に大きく影響します。また、同じ国でも首都や商業都市と地方都市では全く状況が違うことは考慮しておきたいところです。

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あなたが働きたいと思っている会社が、日本人を雇うメリットは?

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あなたのビザが就労可能で、あなたの住もうと思っている都市に求人があるとしても、現地の人を雇う以上のメリットがなければ、企業はわざわざ日本人を雇ったりはしません。

日本企業の場合は、日本人を雇う十分な理由があります。日本語ができ、日本の文化や習慣がわかっている日本人の方が会社としては扱いやすいでしょう。それに加え、駐在員にはない現地語力があれば、それは大きなアピールポイントになります。ただ、駐在よりも安く雇えるという理由もなきにしもあらずとは思いますが…。

現地企業の場合、メインのクライアントが日本人あるいは日本企業であったり、日本市場の拡大を目指しているとすれば、日本人の求人を行うことは十分考えられます。ただ、現地スタッフの給料が低い発展途上国である場合は、日本語を話す現地スタッフよりも高い給料を払って日本人を雇うには、その日本人によほどの営業力や、十分な実務経験、現地の人にはないスキルや技術があるかどうかが問われます。

外資企業の場合も、日本企業や日本市場をターゲットとした業種であれば、十分就職の可能性はあります。あるいは、日本食レストランの板前など、他の国の人には望めないスキルがあれば有利です。そうでないとしても、外資系は実力と経験重視、現地の人以上の能力やスキルがあって即戦力なるかどうかが重要です。そのため、日本であるいは海外での十分な就業経験がある方が有利です。

まとめ 

1 結婚ビザ、配偶者ビザだけでは就労できない国もあります。自分の移住する国のビザと就労規則を確認しましょう。

2 就労できるビザがあっても、求人がなければ就職できません。あなたが住もうとする都市の求人状況を調べましょう。

3 日本人が職を得やすいのは日本企業の現地採用ですが、駐在員との差があるのは否めませんし、日本企業が進出している都市に住む必要があります。

4 現地企業へ就活する場合、現地の人よりも日本人を採用しようと思わせるだけの、営業力や、能力、特殊技能が求められます。

5 外資系の場合は、国籍よりも即戦力になるかどうか、実務経験がないと就職は難しくなります。

6 海外での就活では、それまでの実務経験や資格、特殊技能、語学力があった方が有利です。

海外のビザや求人の現状を見れば見るほど、国際結婚して海外に暮らしたとしても、就職するのは、かなり厳しいと言わざるを得ません。しかし、その逆境の中でも、就職して生き生きと働いている日本人も確かに存在しています。そんな活躍している人たちに共通する資質は、困難を乗り越える強さと気概、そして、コツコツと職務経験を積みあげるだけの忍耐力とチャレンジ精神であるように思います。

(ネパール在住Cさん:ネパール人のご主人と高校生のハーフの女の子がいる海外在住ライター)